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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年07月22日

鬼ブログ 243

7月22日 四国新聞

香川県教委と高松市教委は21日、台風6号による文化財被害をまとめた。国重要文化財の高松城北之丸月見櫓(やぐら)で、3階北面の屋根先の漆喰(しっくい)が縦25センチ、横4メートルほど剥がれ落ち、県指定名勝の小比賀家築山庭園(香川県高松市御厩町)では樹齢600年とされる松が倒れるなど、被害は国指定5件、県指定4件の計9件に上った。被害9件のうち、6件が高松市内の文化財。市教委文化財課は「市指定の1件を加えると7件になり、一度の台風でこれほどの被害を確認したのは初めて」と話している。

小比賀家庭園の老松(幹回り約1・6メートル、高さ約15メートル)は強風で根元から1・5メートル付近で折れた。被害の拡大を防ぐため、早期に伐採・撤去する予定。高松市ではこのほか、四国村(屋島中町)の醤油(しょうゆ)蔵・麹室(こうじむろ)と砂糖しめ小屋・釜屋(ともに国重要有形民俗文化財)で、漆喰や土壁が剥落。岩部八幡神社(塩江町)の県指定天然記念物のイチョウ(高さ約33メートル)は直径25センチ、長さ10メートルの枝が折れるなどの被害を確認した。高松市以外では、丸亀市本島の塩飽勤番所跡(国史跡)の風呂場板戸が壊れたほか、丸亀城天守(国重要文化財)で3層目北東角の漆喰壁に約1メートルのひびが入った。

600年もの間、そこに根をおろしてきた木も、自然災害には勝てなかったということなんでしょうね。台風のニュースを見るたびに、非常に強い勢力という言い方がされていましたので、相当に強い台風だとは思っていましたが、ここまで多くの文化財に被害を与えているとは思いませんでしたね。まぁ、自然というものは往々にして容赦しませんので、重要文化財だから無傷にしておこうなんて優しさは何もありませんので…。やはり自然と共に生きていくということはこのような災害はある程度覚悟しなければならないということです。  


Posted by うどん≠讃岐 at 15:57事故