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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年03月18日

鬼ブログ 172

3月18日 四国新聞

東日本大震災による東京電力福島第1原発の事故で、原発敷地内の1カ所で計測した放射線量が一貫して減少傾向にあることが18日、経済産業省原子力安全・保安院が公表した東電のデータで分かった。2号機の西1・1キロにある西門付近で、17日午前0時半に毎時351・4マイクロシーベルトだった放射線量が、18日午前8時には270・5マイクロシーベルトに下がった。その間、一貫して減少し、放射性物質の放出が沈静化しつつあると見ることもできそうだ。東電は原発の主要機器を動かすため、外部からの電力供給の復旧作業を本格化。枝野幸男官房長官は記者会見で「外からの電力を引く復旧作業に集中する」と述べた。1号機付近の放射線量は毎時20ミリシーベルトと想定より低いレベル。1、2号機は18日中、3、4号機は20日に送電線の接続を目指す。回復すれば海水をくみ上げるポンプや、緊急炉心冷却装置(ECCS)を動かす望みも出るが、地震や津波で電気系統が故障している可能性もある。

一方、自衛隊は冷却機能が停止した3号機の使用済み燃料プールに向けた地上からの放水作業を18日午後に再開。1号機には東京消防庁のハイパーレスキュー部隊が放水する。同庁は高所に大量放水できる屈折放水塔車や大型化学車、送水車など30台を派遣した。保安院によると、原発敷地内の放射線量は東電が車を使って計測。自衛隊が放水した直後の17日午後8時40分の放射線量は292・2マイクロシーベルトで、減少傾向はその前から続いていた。原子力災害対策特別措置法では、敷地境界の放射線量が毎時500マイクロシーベルトを超えた場合、国に通報することになっているが、17日未明からの数値はいずれもこれを下回っている。データについて保安院は「もう少し推移を見て評価したい」としている。福島第1原発では地震後に、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能が停止。水温が上昇して水位が下がると、燃料が露出して溶け出し、蒸気とともに高濃度の放射性物質が飛散する懸念がある。

私たちはテレビを通じてでしか原発の様子を知ることができませんが、被ばくの恐れもありながら、懸命に作業にあたっている東電の方々には頭が下がる思いです。被害を最小限にしてくださいとしか言いようがありません。このような自然災害は誰が悪いわけでもありませんし、原子力発電所では大規模な地震が起きればこのような事態になることは分かっていたはずですからね。だからと言って、原子炉を稼働させないわけには行かないというのが現実なんでしょうね。命をかけてこの難局に立ち向かい、現実と対峙しながら作業にあたっている人は誰よりも恐怖を感じていると思います。この勇気ある行動にまず感謝ですね。チェルノブイリやスリーマイル島で起こったような甚大な被害を出さないために、懸命に作業にあたってくれている人がいるということを忘れてはいけません。  


Posted by うどん≠讃岐 at 14:01事故