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香川県の地域ブログ あしたさぬき.JP

 

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Posted by あしたさぬき.JP at

2011年09月06日

鬼ブログ 269

9月6日 四国新聞

台風12号による紀伊半島豪雨で、12人の死者・行方不明者が出た奈良県十津川村で、土砂崩れでせき止められた川の水が自然にたまる土砂崩れダムが形成されていることが5日、奈良県警への取材で分かった。土砂は高さ約80メートルに達する部分もあり、再び大雨が降り決壊した場合、捜索隊が巻き込まれる二次災害が起きる恐れもあるとして県警は周辺地域での捜索を打ち切った。共同通信の集計で人的被害は9県にまたがり、死者37人、行方不明者54人となり、台風被害では死者・不明者98人を出した2004年の台風23号以来、最悪の事態となった。豪雨被害では、いずれも行方不明だった奈良県の森段造さん(82)と徳島県の一ノ宮治郎さん(86)らの死亡を新たに確認。

4日朝に香川県丸亀市飯山町の市道沿いの用水路で死亡していた女性について、香川県は台風12号による死者と認定した。丸亀署によると、女性は近くの無職山下きぬさん(61)。死因は水死だった。奈良県警は6日以降も捜索を続けるが、土砂ダムに重機や放水設備を搬入できないため、危険性を確認しながら慎重に作業を進めなければならず、難航する懸念がある。住民や家屋については、途中に人工ダムがあり、土砂ダムが決壊しても大きな被害は出ないとみている。土砂ダムは小規模なものも含めほかにも複数存在。1人が行方不明になっている奈良県天川村坪内でも発生し、一時は地区の全68戸が水没、一部の住民が孤立状態になることもあった。

奈良県警によると、十津川村の土砂ダムは、長殿(ながとの)の塩鶴地区で、熊野川が流れる深さ約100メートルの谷のうち、約80メートルの高さまで土砂がたまっている場所があるという。十津川村長殿では熊野川の氾濫で住宅2棟が流され、2人が行方不明になったまま。5日朝から捜索が行われていたが、警察官が土砂ダムを発見し、活動を打ち切った。現場周辺では、行方不明者を発見した場合でも、捜索隊員が担架を背負ってロープをつるした崖を登ったり、土砂崩れの危険が高い場所を通過しなくてはならない状況が続いているという。

奈良県の豪雨は想像を絶する被害に見舞われています。大学時代の友人が十津川村の出身なのですが、もう笑えない日がいで今は避難所でいるそうです。東日本大震災と言い、今回の巨大台風と言い、今年は本当に自然災害が多いように思います。台風は毎年やってくるというのが日本ですが、数年に一回くらいの割合でシャレにならない爪痕を残していきますからね。自然の前では人間はもうどうすることもできません。大雨は山を崩したり、川を氾濫させたりして人間の生活を平気で脅かします。遺体となんて発見された方々も一瞬すぎて何が何か分からないままお亡くなりになってしまっちょうな気がします。ご冥福をお祈りいたします。  


Posted by うどん≠讃岐 at 14:08事故