香川=うどんというイメージを一掃する鬼ブログ

  

11月8日　四国新聞

タイの大洪水が始まってから約１カ月が過ぎたが、浸水被害に遭った香川県内企業の現地工場では水位が下がらず、復旧のめどが立たない状況が続いている。他国での代替生産手配の動きが活発化する一方、影響は現地メーカーに原材料を輸出する企業にも波及。「水はいつ引くのか」。事態の長期化に焦りの色がにじむ。毎月１５万枚のゴルフグローブを製造する２階建て工場の１階が水没したゴルフ用品製造のキャスコ（さぬき市）。生産拠点の機能停止に伴い、国内向けの一部商品には品切れが出始めた。「２階に残った商品だけでも回収したいが、車が近づける場所から工場まで１０キロある。手こぎのゴムボートではたどり着くのも難しい」と同社担当者。

今月中に取引実績のある韓国、インドネシアの工場での代替生産に乗り出すが、それだけでは生産量を補いきれず、タイ国内での他の生産委託先を模索する。「取引先の日系企業にも避難の動きが目立っている。感染症の危険性も指摘され始めており、これでは営業にならない」と話すのは、産業用はかりメーカーの鎌長製衡（高松市）の担当者。毎月１～２週間、タイに滞在し、商社などを相手に行ってきた営業活動を事実上中断している。影響は輸出企業にも広がり、タイヤの原料やプリント基盤向け防錆剤を輸出する四国化成工業では、取引先メーカーのタイ工場に減産や操業停止の動きが出ている。タイ向けの比重は大きくはないが、「事態が長期化する可能性もある」として出荷の停滞などを懸念する。

今年は本当に自然災害が多い。このタイの大洪水で東洋のデトロイトが壊滅的な被害を受けてしまいました。多くの日系企業もタイに進出していますので、あの洪水で生産がストップしている工場がほとんどのようです。私自身、大学時代に何度もタイに行っていましたので、まだかこんなことになるとは思いもしませんでしたね。チャオプラヤ川が決壊してあの大洪水が首都バンコクに攻め込んできているようです。土嚢を積んだりして最善を尽くしてはいますが、やはり自然が本気を出せば人間がしたことなんて一飲みのようです。これからもまだまだ洪水が続くと今日の朝の情報番組で言っていましたので心配ですね…友人が一人、バンコクに住んでいるのですが、全く連絡が取れません。彼が勤めている工場が浸水したらしいという話を聞いたので電話どころじゃないということでしょうね。この洪水で日本に輸入される製品もかなり制限されそうです。